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●生物多様性年

三津野 真澄

2010年は「生物多様性年」、そして10月には名古屋市で「生物多様性条約第10回締約国会議/カルタヘナ議定書第5回締約国会議(COP10/MOP5)」が開催されます。

生物多様性条約とカルタヘナ議定書とは?
自然を保護し、人間が地球上で安全に暮らしていくために自然をどのように利用していくか、その方向性を示した条約で、目的は3つです。
①生物多様性を保全する
②自然資源を取り尽くさず利用する
③自然の恩恵や利益をどの国もが受けられるようにする
この条約をうけて、2000年にコロンビアのカルタヘナで「カルタヘナ議定書」が作成され、具体的な方策や数値目標を定められました。
主な内容は、遺伝子組み換え作物の輸出入時に、輸出国は輸入国に対して通告し、輸入国はリスク評価を行って輸入の可否を決定するというもの。
日本は対応して、2003年に「カルタヘナ法」を、また2008年にはさらに発展させた「生物多様性基本法」を制定しました。

■COP10に注目
今年開催されるCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)には、世界から192の国と地域が集まる予定です。そして2002年の第6回会議で採択された「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」という『2010年目標』の達成状況の評価とその後の目標の設定が行われます。
さらに、生物多様性条約に関する今後の方向性を決め、国際的なルールづくりに関して議論される予定です。
国の内外から1万人近くが集まる会議の議長国は日本。参加各国が抱える事情にも配慮しながら、会議をリードすることが期待されています。

■身近なところにも
現在、遺伝子組み換え作物が氾濫してきています。ナタネ、とうもろこし、そば、小麦‥‥。自然本来にない遺伝子をもたせたものなので、日本では栽培や輸入を厳しく規制していますが、どこからか漏れ出し、例えば遺伝子組み換えナタネは、10県で自生しているのが見つかりました。COP10ではこのような問題についても話し合われる予定です。
生物多様性の素晴らしさを認識し、自然環境や自然の恵みと私たち人間との関係を考え直すきっかけとなるCOP10。注目したいですね。

■ロゴマークが決定しました
まずはCOP10会議のマーク。折り紙がモチーフで、なかなか素敵です。
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環境省によると、中央の人類と多様な生物との共生を表現しており、人間の親子は豊かな生物多様性を将来に引き継いでいこうという思いを表現しているそうです。また折り紙は日本の知恵と文化を象徴するものですね。
こちらは2010年生物多様性年のロゴマークです。

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なお生物多様性年のスローガンは、「Biodiversity is life. Biodiversity is our life.」(生物多様性、それはいのち。生物多様性、それは私達の暮らし)です。