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●3R(リデュース、リユース、リサイクル)と新技術  ~~~目からウロコの青いコピー~~~

三津野 真澄

ゴミ問題の解決策としての3Rといえば、リデュース(発生量の抑制、つまり減量)、リユース(再使用)、リサイクル(原料としての再利用)。

e-blue(イーブルー)専用の加熱消去機
e-blue(イーブルー)専用の加熱消去機でコピー文字を消す

私の勤務先の学校ではゴミ全量に占める紙ゴミの割合が高いため、裏面を使用したのちリサイクルに回して、ゴミ減量化に努めてきました。
みんなでせっせと紙リサイクルに励んでいたある日のこと、環境関係の雑誌で『消えるコピーで紙は再使用しよう!』という記事を発見。「消えるコピーって何?」「そういえばずいぶん昔、万年筆のインクを消すインク消しっていうのがあったけど‥‥」
その記事によればトナーに秘密があるらしく、熱を加えることによって色が消えるというのです。では早速とばかり、すぐさま問い合わせのメールを送りました。

そして数日後、「学校からの問い合わせは初めてで驚きました」と笑顔の女性担当者が東京の本社からはるばる学校にやって来られました。商品名はe-blue(イーブルー:東芝製)。見かけは普通のコピー機と全く同じですが、トナーが青色というのが新鮮です。加熱するとその青色はきれいに消えるため、同じ紙が10回程度まで再使用できます。しかも用紙は特別なものである必要は無く、一般のコピー紙がそのまま使えるとのこと。10回使用したものを見ましたが、古い字の痕跡がうっすらと残っている程度で全く気になりません。
そしてさらに数日後、待っていた試用機(コピー・プリンター併用機)が届きました。コピーは目にも鮮やかな青色。これを原紙として印刷機にも使用できます。また消去用の加熱専用機もあり、400枚を一緒に入れてスイッチポン!わずかな電力を用いて4時間で消去が可能です。e-blue同様に熱で消える専用インクを使ったボールペンとマーカーも準備されています。うっかり普通のボールペンでメモをしない限りは、同じ紙が10回使えることになります。(でも何度か、ついうっかり‥‥、ああもったいない!)
会議の資料や掲示物など長期に保存しないもの、一度見たらおしまいというものが、e-blueに向いています。「紙はリサイクル」と決めてかかっていましたが、このコピー機で「紙はリユースも可能なんだ」と目からウロコでした。
現在は試用期間中で、導入するかどうかは紙使用量の削減がどれぐらいあったかをみて決定されます。そのため目下データを収集していますが、大きな効果が上がるといいな。そして全国の学校や企業で紙のリユースが進めば、森を守ることに通じるでしょうね。

このコピー機との出会いは、環境問題の解決のために現在、様々な技術が次々と開発されていることを実感させてくれました。環境分野の技術開発では、実に日本企業が頑張っています。今後どのような技術が開発されていくか、とても楽しみです!