白山の自然を考える会では専門部会を設け、活動を行っています。
専門部会
● 林道部会
● 山岳部会
● 文化地域振興部会
● 動物植物部会
● 水系部会
特別部会
● ぶなっ子クラブ
● 白山トンネル部会
林道部会
「治山治水」の名のもとに
一般に林道と称される山岳道路は、複数の省庁に所轄が分かれており、主に建設、農水、林野庁そして都道府県と地方自治体である。
建設費の大部分は国費で、大きなものは森林開発公団が建設を進めている大規模林道から、広域基幹林道、スーパー林道、ふるさと林道というものまであり、その種類は複雑多岐に及んでいる。さらに行政では、林道に含めていない砂防工事や、堰堤等、いわゆる治山治水(大変思い上がった言葉だ)工事用の道路も少なくない。 白山山系ではいくつもの谷に建設され、標高1800m川上に達するものもあり、自然と景観が著しく破壊されている。
本来の目的は・・・?
本来の意味の林道もたくさんありますが、それらは植林に適した低い里山や谷沿いに建設されたもので、比較的自然破壊も少なく、人工林の手入れによく利用されています。しかし、近年建設されている林道は、植林適地ではなく、利用者にとっても利用すべき必要性もなく、また冬の半年間は通れず毎年多額の維持管理費がかかります。しかも峰越えの大規模な自然破壊を伴うものばかりです。このような林道建設がなぜ止まることがないのか。それは地域活性化と防災の大儀には反対が難しいからです。
不要な林道はいりません
このように林道はいろいろな問題を含んでおり、それらを明らかにしながら関係各機関に意見や要望、提案等を行うとともに、不必要な林道建設には反対運動を続けています。林道調査のまとめとして制作したビデオ、「林道は今」は一般にはほとんど知られていない林道の現状と問題点を紹介したものとして好評を得ています。多くの方に見ていただき、理解を深めてもらえれば幸いです。
また林道や白山の動植物等、自然保護に関心をお持ちの方の参加をお待ちしています。
(高橋 外男)
山岳部会
山岳部会の活動
広い白山山系のすべて、とは言えないけれども、より広くより深くその自然と関わりながら、現在行われている開発行為(の特に看過出来ないところ)をチェックし、行政の方々と話し合いを持っています。
具体的な活動(ここ数年間)は
・湯の谷調査(白山湯の谷)
・白山麓スキー場調査
(セイモア、一里野、瀬女、中宮、白峰、鳥越)
・白山トンネル予定地現地調査
(雄谷の清水谷、加須良川)
・横谷ミズバショウ鑑賞会
・大笠山登山
などです。
中でも、スキー場調査は4年間継続して行っており、特に夏場利用のために、スキー場域以外に施設、林道等が伸びている現状があって、毎夏スキー場で汗を流すのが恒例となっています。
また、白山山系の全体をとらえるという意味からも、今年は岐阜県側の尾上郷川流域の現地調査も秋に行いたいと思っています。
(鮎川 正)
文化地域振興部会
皆さん、今日は。
文化地域振興部会は、会の発足当初から"白山麓見て歩き"を、年一回行っています。
白山麓の白峰を基点にし、その年のテーマを決め、そぞろ歩きながら参加者それぞれが白山麓の風に吹かれます。
今年は、10月3日 日曜日を予定してますので、ご参加の程を。
お手伝い頂ける方募集。
(垣本哲夫)
白山トンネル部会
白山トンネル問題とは
白山国立公園の北部を横断する形で石川県小松市から岐阜県白川村までの自動車専用道路の計画が進んでいる。白山スーパー林道や砂防ダム、ブナ林伐採による傷が癒えぬまま、またもや生物多様性への大きな危機が白山に訪れようとしている。
この通称白山トンネルは調査中との理由でルート等の重要な情報が公開されないまま、促進側のペースで建設運動が展開され、98年度から国直轄調査が確実視されている。
【主要な問題点】
・白山トンネルが必要か疑問である。(東海北陸自動車道や中部縦貫自動車道でほぼ必要性は満たせるのでないか。)
・仮に必要性があっても日本でも有数の自然山岳国立公園に大規模開発を加えることは控え、貴重な自然・文化遺産として将来の世代に残すべきでないか。
白山トンネルの必要性として白山スーパー林道が冬期と夜間使用できないから、東京まで小松から4時間台(他ルートに比べ30分の短縮)で到達できることが上げられている。都市機能の利便性のために生物多様性を破壊し続けて良いのだろうか。
(栗山 宏人)