« 白山トンネル反対署名活動が北陸中日新聞に掲載 | メイン | トンネル反対チラシ配り 2004年10月17日 »

●トンネル反対団体署名を国土交通省に提出 2004年10月8日

皆様からお寄せ頂いた白山トンネル建設反対の団体署名1143部は、去る10月8日(金)に無事国土交通省へ届けました。

ご賛同頂いた団体各位には、この場をお借りして御礼申し上げます。
当局からは、「重く受け止めたい」という言葉を引き出すことが出来ました。
とても大きなインパクトを与えたように思われます。
今後は世論を盛り上げながら、建設計画の中止に向けて全力を挙げて取り組んでいきますのでご協力お願い致します。


「白山トンネル計画中止」反対署名提出報告書
2004年10月18日 山田 博子

署名提出日(2004年10月8日)の動き
(1)11;00~11;35 1F共用会議室 国土交通省へ署名提出
(2)11:45~12:45 B1F食堂 昼食をとりながら意見交換
(3)13:30~14:00 2F会見場 記者会見
(4)14:15~14:55 B1F喫茶店 岡本氏からのアドバイス聴取(自然保護助成基金 専務理事) 
(5)16;00~17:00 日本自然保護協会事務所 意見交換


(1)国土交通省へ要望書・計画反対署名提出
日時 2004年10月8日11;00~11;35
場所 国土交通省1F 共用会議室
出席 国土交通省:道路局企画課 道路経済調査室課長補佐 K氏
         同上 調査第三係長 I氏     他 1名
   白山の自然を考える会:加藤正現 渡辺満 清水孝彰 山田博子
   日本勤労者山岳連盟副理事長 後藤功一氏(自然保護委員長) 
   衆議院議員 佐藤謙一郎氏(民主党「次の内閣」ネクスト環境大臣
                公共事業マニフェストを実現する会会長)
   政策担当秘書 田中信彦氏
   他 衆議院議員 1名、 中日新聞中部報道部記者 M氏

反対署名を前にする国交省担当者
反対署名を前にする国交省担当者(わりと神経質になっている)

経過
「国土交通省は公共事業に対し説明責任がある。提案を聞いてやってほしい」 
1要望書提出(加藤 渡辺)
2要望書読み上げ(加藤)

以下協議内容。白は「白山の自然を考える会」、国は「国土交通省(発言は主にK氏)」。


(白)「昨年協議の際、三保木氏発言<地元の意見を反映し、場合によっては整備しないという選択肢もある>を受けて、今年5月以来署名依頼を全国に発信し、9月25日までに1143団体の署名を預かった。全国の意見を重く受け止めていただきたい。」 

(国)「去年から勉強している。小松白川連絡道路は岐阜と小松で調査、国も一部調査を進めている。貴重な自然があり、環境が重大な問題であると認識している。費用対効果についても県で検討している。総合的に評価したい。引き続き、慎重に調査を進めたい。地元、全国の声をきちんと受け止めたい。北陸整備局、石川県へもきちんと報告したい。」

(白)「一団体、一団体の背後に会員がいることを重く受け止めていただきたい」

(国)「地元でも賛成の声があり、皆さんの声もきちんと受け止めたい、検討したい。しかるべき時期にどうあるべきかきちんと結論を出したい。経済効果、交流、リダンダンシー等考慮したい。費用対効果をきちんと検証してゆきたい。」

(白)「白山は地質的に脆い山。道路をつけるだけで災害が起きる可能性あり。北陸自動車道はまったく渋滞のない道路だ。2000億円かけて代替を作る必要があるか。既設道路の整備ですむのでは。交流、観光は道路があればいいというものではない」

(国)「費用対効果についてきちんと煮詰めたい。」

(白)「公共事業をめぐり、住民参加の方式があると聞いているが、本ケースは該当するのか。A,B,Cルート以外の何もしない案をどうおもうのか。」

(国)「個々のケースについては検討中である。何もしないという代替案が全国には2~3あると認識している。」

 中略

(白)「10年をかけて調査が行われてきたわけだが、10年の結果をどう評価しているのか。調査を中止するべき時期とおもうが。」

(国)「自然環境については猛禽類の調査が不十分、技術面は大きいルートなので引き続き調査したい。」

(佐藤)「住民参加方式で<作らないというケースが全国には2~3ある>と聞いたが、当方、全くないと認識していた。資料請求させていただく」

(国)「・・・・シドロモドロ・・・多分あるとは思うが、確認させていただきたい」

5分超過して終了。

私見
* K課長補佐は7月着任まもなくで、突っ込んだ説明に欠ける印象。しかし衆議院議員2人の参加、特にネクスト環境大臣佐藤氏の存在は大きく、最後はシドロモドロの対応となった。全国からの署名と国会議員2人の参加でこの「白山トンネル」問題が一挙に全国区化した。
* この2~3年で結論を出そうとしている。今回は特に「費用対効果」を「きちん」と「検証したい」が頻繁に国土交通省から語られた。

(2)昼食をとりながらの意見交換

出席 加藤正現 渡辺満 清水孝彰 山田博子 後藤功一氏
   佐藤謙一郎氏 田中信彦氏 他1名


(佐藤)高規格道路をめぐる反対運動の全国ネットワークを作ったらどうか。交渉が紳士的過ぎる。議員の資料請求権を活用してほしい。年間予算55億のS村で、30mの道路崩壊に1億円の金がかかった。村の経済は破綻だ。道路の費用対効果の意識は地元では割と鋭い。環境省、林野庁にも署名、データを突きつけるといい。

(後藤)地権者はどこか。岐阜、石川両県での合意が出来ていないのでは。S問題では、青森と秋田では大いに温度差があった。白山トンネルでは岐阜ではメリットを感じていないのでは。この点を明快にすべき。

(佐藤)次の世代に認めてもらえる公共事業を。子供が幸せになるならという発想。大規模な公共事業は結局、大手ゼネコンと2,3の土建屋が潤うだけ、結局は県民に負担が降りかかる。

(3)記者会見
 出席 日本経済新聞社 共同通信社 中日新聞社

記者会見
記者会見 奥の左から当会の清水・加藤・渡辺

(4)岡本氏との意見交換

出席 財団法人 自然保護助成基金 専務理事 岡本寛志
   加藤、渡辺、清水、山田

(5)日本自然保護協会への報告・意見交換

 出席 財団法人 日本自然保護協会 保護・研究部主任 O氏
    加藤、渡辺、清水、山田 


(渡辺)受益人口―小松市10万人、白山市5万人―、は、きわめて限られている。国、県の通行量試算―1日10000台―の架空性を突いていこう。

(大野)事業主体は県だとおもうが、岐阜県との連携はどうなっているのか?石川県内の反対運動がやはり鍵。専門家を陣営に加えることが大事。

(加藤)地元高校教師、金大退官教官O氏等いる。岐阜県にはO氏が居り、いずれも当会の会員である。連絡を取りたい。

(大野)自然保護助成基金の助成を受けたらどうか。5~6月企画書提出、9月決定、10月支給の仕組み。

私見
* (2)~(5)を通じて、関係者の指摘は一致しているとおもわれる。
すなわち、
1、白山トンネルの費用対効果を「白山の自然を考える会」として、試算してみること。
<例> 白山スーパー林道、石川、岐阜を中心とする高速道路の利用状況、維持費用、所要時間、通行量、通行料金etc

2、建設費負担が具体的にどこへ、どの程度かかるかの明確化。
<例> 地元負担、岐阜県との分担、まずは、岐阜県の動向調査

3、研究者、専門家との連携
<例> 地元、石川県レベル、岐阜県、そして全国レベル

* この2~3年で結論を出したいと思う。新しい課題も方向が出そうに思う。会としては、署名依頼で生まれた全国との連携をも生かして、運動の方向を再検討する段階に来たと思われる。石川県、小松市、白山市への要望書提出、協議がきわめて大事だと思われる。

追紀

10月13日(水) 環境省国立公園課へ、「要望書(複写)、署名集計、リスト他」を送付

10月17日(日) 金沢アトリオ前で、「白山トンネル反対」チラシ配布、参加12人

10月17日(日)  加藤事務局長、岡本氏を伴って、白山トンネル予定ルート現地調査